新しい学校づくりセミナー2024(第1回)を開催しました

『新しい学校づくりセミナー2024 第1回』を9月18日(水)に開催しました

 一般社団法人文教施設協会主催の『新しい学校づくりセミナー2024:学校建築の“これまで”と“これから” 第1回』を、(株)内田洋行 新川本社ユビキタス協創広場CANVASで開催しました。
当日は、教育委員会・建築設計事務所・会員企業など、80名を越える学校建築関係者の参加がありました。
はじめに、当協会会長上野淳の開会挨拶の後、会場をご提供いただいた(株)内田洋行 大久保昇代表取締役社長から、子ども達のための豊かな学習環境づくりへの思いをお話いただきました。

 プログラムは、文部科学省担当官による講演からスタート。学校施設を取り巻く現況から、先日発表されたばかりの「ウェルビーイング向上のための学校施設づくりアイディア集について」のレクチャーをいただきました。続く基調講演では、当協会会長 上野淳が「こどもたちのための学校:学校建築 来し方・行く末」をテーマに講演。国内外の事例を通して学校建築の変遷をたどりながら、学習空間のスケールや地域との関わり方についてなど、これからの学校づくりに大切となるビジョンを話しました。「本日、ご来場いただいた皆さんと一緒に、ぜひ魅力ある学校づくりを進めていきましよう」と参加者に語りかけました。
 また、設計者による事例紹介として、(株)梓設計による寝屋川市立望が丘小学校・中学校(大阪府)と、(株)石本建築事務所による中央区立晴海西小学校・晴海西中学校(東京都)の2つの魅力ある最新事例について貴重なご講演をいただきました。
さらに、当協会技術委員「学校づくりに欠かせない最新技術・製品の紹介」として、田島ルーフィング(株)「体育館(金属)屋根における断熱遮熱防水カバー工法のご提案」、(一社)板硝子協会「台風や地震などの災害による被害を防ぐ「防災安全合わせガラス」と学校のZEB化に有効な「エコガラス」のご紹介」、コトブキシーティング(株)による「移動観覧席、収納式ステージ、SIKIRUTOの有効活用」について、それぞれご講演いただき、多くのケースで災害時に避難所となる安全安心な学校づくりのための技術的レクチャーに、来場者は熱心に耳を傾けていました。

 終わりに、当協会専務理事増川敬祐から、多くのご参加へのお礼と共に、「新しい学校づくりセミナー2024 第2回でまた皆さんとお会いできるのを楽しみにしています」と閉会挨拶があり、盛況の内に第1回のセミナーは終了しました。