新しい学校づくりセミナー2024(第2回)を開催しました

新しい学校づくりセミナー2024(第2回)を開催しました

『新しい学校づくりセミナー2024 第2回』を11月13日(水)に開催しました

 文教施設協会主催の『新しい学校づくりセミナー2024:学校建築の“これまで”と“これから” 第2回』を、コトブキシーティング 本社ショールームで開催しました。
 当日は、当協会会長上野淳の開会挨拶、会場をご提供いただいたコトブキシーティング取締役常務執行役員 教育施設本部本部長 古谷達郎様からご挨拶をいただきました。
 プログラムは文部科学省担当官による講演からスタート。基調講演は、千葉工業大学 創造工学部デザイン科学科 教授 倉斗綾子先生に「主体性を育む学校」をテーマにご講演いただきました。主体性を育む環境のために、今、バリエーション豊かな学びの場、selectability のある環境が求められてきていること。また、子ども達、教員が主体的に取り組む環境づくりの事例も紹介され、そこでは学びや働き方の改善が生まれ、環境にはマインドセットを変えていく力があるという貴重な講演内容に、参加者は熱心に耳を傾けていました。事例紹介は、久米設計による府中市立府中第八小学校・府中市立府中第一中学校と、佐藤総合計画による山梨県立青洲高等学校について。当協会技術委員からは、帝国器材「学校施設における国産材活用の動向」と、板硝子協会「台風や地震などの災害による被害を防ぐ『防災安全合わせガラス』と学校のZEB化に有効な『エコガラス』」から技術的レクチャーをいただきました。

 参加者は、教育委員会・建築設計事務所・会員企業など、80名を越える学校建築関係者の参加がありました。

新しい学校づくりセミナー2024(第1回)を開催しました

『新しい学校づくりセミナー2024 第1回』を9月18日(水)に開催しました

 一般社団法人文教施設協会主催の『新しい学校づくりセミナー2024:学校建築の“これまで”と“これから” 第1回』を、(株)内田洋行 新川本社ユビキタス協創広場CANVASで開催しました。
当日は、教育委員会・建築設計事務所・会員企業など、80名を越える学校建築関係者の参加がありました。
はじめに、当協会会長上野淳の開会挨拶の後、会場をご提供いただいた(株)内田洋行 大久保昇代表取締役社長から、子ども達のための豊かな学習環境づくりへの思いをお話いただきました。

 プログラムは、文部科学省担当官による講演からスタート。学校施設を取り巻く現況から、先日発表されたばかりの「ウェルビーイング向上のための学校施設づくりアイディア集について」のレクチャーをいただきました。続く基調講演では、当協会会長 上野淳が「こどもたちのための学校:学校建築 来し方・行く末」をテーマに講演。国内外の事例を通して学校建築の変遷をたどりながら、学習空間のスケールや地域との関わり方についてなど、これからの学校づくりに大切となるビジョンを話しました。「本日、ご来場いただいた皆さんと一緒に、ぜひ魅力ある学校づくりを進めていきましよう」と参加者に語りかけました。
 また、設計者による事例紹介として、(株)梓設計による寝屋川市立望が丘小学校・中学校(大阪府)と、(株)石本建築事務所による中央区立晴海西小学校・晴海西中学校(東京都)の2つの魅力ある最新事例について貴重なご講演をいただきました。
さらに、当協会技術委員「学校づくりに欠かせない最新技術・製品の紹介」として、田島ルーフィング(株)「体育館(金属)屋根における断熱遮熱防水カバー工法のご提案」、(一社)板硝子協会「台風や地震などの災害による被害を防ぐ「防災安全合わせガラス」と学校のZEB化に有効な「エコガラス」のご紹介」、コトブキシーティング(株)による「移動観覧席、収納式ステージ、SIKIRUTOの有効活用」について、それぞれご講演いただき、多くのケースで災害時に避難所となる安全安心な学校づくりのための技術的レクチャーに、来場者は熱心に耳を傾けていました。

 終わりに、当協会専務理事増川敬祐から、多くのご参加へのお礼と共に、「新しい学校づくりセミナー2024 第2回でまた皆さんとお会いできるのを楽しみにしています」と閉会挨拶があり、盛況の内に第1回のセミナーは終了しました。

令和6年度「RIEF文教施設見学会」「学校施設づくり研究会」を開催しました

7月26日(金)に、流山市教育委員会様・流山市立おおぐろの森小学校様のご協力をいただき「RIEF文教施設見学会」を、流山市立おおぐろの森小学校で開催しました。同校は、令和5年度優良学校施設表彰事業「優秀賞」を受賞した、新しいまちの木造三階建ての木の学び舎です。コロナ禍も明け、5年ぶりの開催となった見学会は、木構造やしつらえを直に見ることのできる貴重な機会となりました。

7月31日(水)には、同見学校を対象とした「学校施設づくり研究会」を、大建工業株式会社 秋葉原テクニカルスペースで開催。「木造3階建て学校(木三学)を考える~流山市立おおぐろの森小学校 事例紹介を踏まえ~」をテーマに、設計を担当された株式会社日本設計による講演、MCの長澤 悟 先生(東洋大学名誉教授)によるレクチャー、会場とのディスカッションが行われました。その後の懇親会では、自由闊達な交流を楽しむ参加者の姿が見られました。

参加者は、見学会50名(協会会員・地方自治体職員・学識経験者)、研究会43名(設計事務所25名、メーカー18名)でした。